ニュースでちょっと知ったからといってよく言えたものです。思いつきでものを言ってはいけませんよとあれほどいったのに。
対戦車砲担いで戦車をやるってのは、市街戦ならともかく、ほとんど肉迫攻撃に近いんで、言うほど簡単じゃないことですよ。
それに、戦車というのは逆襲にも陣地防御にも使うんですが、それはどうするつもりなんでしょうか。
いや、まぁそんなことを言い立ててもしょうがないんですが、コストカットならあるじゃないですか、もっとするところが。戦闘機もイージスも、高過ぎですよ、あっちをどうにかしたほうがいいんじゃないですかね。
勿論自衛隊の装備体系、とりわけ陸自のそれが時代遅れであることは事実ですが、軍隊の装備は30年、場合によっては40年かけて更新していくもので、はいドローンに置き換えましょうなんてものではありません。
ドローンとて次の戦争では電波妨害や新たな高射機関砲等により無効化される可能性だってなくはない以上、信頼性の高いものを徐々に目指していくほかないのです。
そしてその再考を財務省が促したというのであれば、口を出しすぎですよ。武器の有効成分や今後の帰趨に対する判断についてまで財務省がわかるはずがないし、防衛省とて考えでいないはずがない。防衛省の動きが遅過ぎるということであれば、それは監督者たる大臣が言うべきことではないですか。