昨日まで約1週間、オートバイで北海道へ行ってきました。
途中はフェリーを使いましたがそれでも全行程1200kmほど、毎日2、300km走るのはなかなか疲れました。
主目的は道央に住む自衛隊の同期を訪ねることですが、それも単車乗りなので、北は朱鞠内、西は留萌、東は日高と走り回り、十勝岳にも登りました。
道中、色々と考えたこともありますが、それはまたおいおいとして、一番感慨深かったのは、土砂降りのなか旭川から幌加内、朱鞠内湖を経て苫前、留萌、芦別と350km、雨にさそわれ田圃から這い出てきた蛙たちの群れを南無三轢き潰しながら夜間強行軍をしたことでしょうか。
全身濡れ鼠で視界も殆ど失われていましたが、愛馬を信じて友を後ろに進むのはなんとも言えぬ気分になります。
インカムもダウンしていたので適当なハンドサインだけで会話するのもまた一興、ブーツも完全に浸水して不快そのものでしたが、そんなものも気にならないほど愉快愉快。
それが今は都内の電車に揺られて出勤です。
多くの日本人が耐えていることとはいえ、この腐敗しきった大都会東京に帰ってくると、なんと不快なことか。
こんなにも沢山の人がおりながら友といえるほどのものもなく、これほど物にあふれながら、欲しいものとてありません。
帰着そうそう、見知らぬおっさんから因縁をつけられるし、ろくなことがありゃしない。
これは嫌味でもなんでもなく、みんなようやるわと、あらためてそう思います。