小幡敏の日記

評論を書いております。ご連絡はobata.tr6★gmail.comまで。(☆を@に))

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

大坂なおみ

ちょっとどうでもいいことですが、 私の母なんかはテニスが好きで、ちょっと前まで錦織なんとか、今はこの女を応援している。 ま、それをよせとまではいわないが、世間には彼女を日本人じゃないといったり、それを酷いだなんだと攻撃したりするものがあるら…

ルールさえ守っていれば

まったく馬鹿馬鹿しいが、日本人はルールさえ守っていれば自分は救われる、ルールさえ破らなければなんとかなると思っているようだ。 コロナだってそうよ、本来コロナさんにとっちゃ我々のルールなど興味はない、ルールが適切にコロナを遠ざけることもあるか…

表現者クライテリオン3月号

これまで掲載を続けてきた『表現者クライテリオン』ですが、前回で連載を終了しました。 しばらくお休みなのかなと思っていたのですが、今回3月号で抗中論特集を組むということで寄稿依頼をいただき、掲載されています。 以前から申していたとおり、磯邉の名…

年寄りを人間扱いしなければ

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20210212-00000016-pseven-soci この娘や孫娘の言うことはある程度常識的なものだ。 しかしながら、年寄りだからといって彼岸にいるものの如く、およそ意志疎通さえもかなわぬ頑迷固陋と見なすのは如何なものか。 …

オリンピアン

なんですか、そんな言葉あったんですか。 これはもう小池病とでもいいましょうか、すぐに聞き慣れないカタカナ語を持ち込んで問題を一色に塗りつぶしてしまう。 そんなことをしていては、問題が解決されないばかりか、病根が隠されて問題を深く、長引かせる…

六本木から乃木坂へ

この時分に六本木に仕事の用事で来たもので(六本木にきて酒も呑まんとは、落ちぶれたものだ)、中高六年間歩いた乃木坂までの道を帰った。 思ったより景色は変わらず、あの頃考え事をしながらうつむき加減で眺めた道のタイルなどが大変に懐かしい。連れ込み…

コロナヒステリー患者の末路

いつか書いたろうか。 昨春の第一次緊急事態宣言発出前、私と友人Kのは車で釣りへ出かけようとしていた。 その当時Kの婚約者だったMは、これにヒステリーを起し、 こんな時に一体何を考えているのだと泣き喚き、直談判させろだなんだと騒ぎ、 挙句親にまで泣…

なぜ自衛隊を辞めたのか

と尋ねられることはご想像の通り多い。 率直にいって、人が全身全霊をかけて選んでいたその事情を、単なる好奇心で気軽に聞いてくるもんだと不快である。 とはいえ一応回答せざるを得ないが、これまた率直にいって、その理由を一口に説明できるわけがなく、…

命を粗末にする日本人が命を守れとは、これいかに

全く笑わせてくれる。 命を尊重する、人の命は重い、そういう本人が命を粗末にしているではないか。 思い返せば我々は生物の進化を語るとき、埋葬をひとつの画期とみた。死者を悼む感情を、高等動物の到達点と考えたのである。 だが、それに従えば我々は獣へ…

ちと奇形が多過ぎやしませんか

まったくこの頃は奇形が増えすぎてしまって、もう健全とか健康とかいう言葉が意味をなさなくなってしまっている。 僕は肉体賛美とかせんこともないから日陰に縁のない恵まれた人間だと思われがちだが、別段そうでもない。そもそも自身も半ばは奇形に過ぎない…