小幡敏の日記

評論を書いております。ご連絡はobata.tr6★gmail.comまで。(☆を@に))

2019-01-01から1年間の記事一覧

オリンピック

僕は昔から、オリンピックなんて男だけで陸上競技のみを全裸でやっていろと思っているから、東京オリンピックなんて誘致するころから反対していた。 今になって得意がるわけではないが、あの頃ほとんどの国民が誘致を歓迎しており、その開催が決まったときに…

娘の成長

私には二人の娘がありますが、その上の方が来月で三歳になります。 私は別段教育熱心でも何でもないですから、特に意識して何かを教え込んだりしたおぼえはないのですが、ラジオで流れた最新ヒットチャートを聞いたこの子が、 「なにこのへんな曲、つまんな…

表現者クライテリオン1月号

表現者クライテリオン1月号がまもなく書店に並びます。 今回は私も特集に参加させていただきました。安倍外交の総括ということで、安全保障に関して書いております。 もっとも、安倍晋三という政治家には凡そ安全保障政策と呼べるだけのものはなく、その為…

白鵬の取り口

私は相撲が好きだから、以前からよく見ている方だと思う。 最近じゃあまり贔屓の力士もおらず、少し距離ができてしまってはいるが、たまにみるとやはり白鵬の取り口の汚さは目に余る。 だが、それ以上に閉口するのは、それをいうと必ずあがる、「ルールで禁…

駐留経費

昨今、米国が日韓などに駐留経費の増額を求めているが、こんなもの、全く取り合わずともよい。 そう言えば無責任と言われるかもしれないが、そう言ってあたかも苦汁を飲むのだという顔で国を売り渡してきたのは一体だれか。 そして、そこで国の船頭面してい…

あぶないあぶない

私用で帰京し、モノレールに乗っていますが、海に浮かぶあの薄い地面の上に林立するビル群、日本の発展も未来もあのように危ういものなのでしょう。 中国の台頭や人口の減少を種に悲観論を振りかざす馬鹿がほとんどですが、なんのことはない、日本人が愚かだ…

馬鹿にしてますわな

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6342378 まあ政府の自衛隊への向き合い方などこんなものでしょう。 金払っとけば満足するだろうと、傭兵扱いですわ。 どこまで自衛隊を馬鹿にして、こけにすればいいのか。 文句を言わない自衛隊も自衛隊だが、こんなことじ…

首里城燃ゆ

私は沖縄に住んでおり、沖縄の友人もいるから並みの本土人よりも沖縄に対する親近感は余程強い。 その上で言うが、燃える首里城の美しさよ。 こんなことを言うと罵る輩が目に浮かぶが、まあ聞いてほしい。 首里城というもの、それが復元であることはさておき…

政治家の条件

現代日本の政治において、政治家というのは恥知らずであればあるほど良い、というものになっており、そういう意味で小泉の伜なんかはまったく総理の器と言えるのだろうが、私などはやはりこういうものには生真面目に反発を感じる。 戦後日本人の二大特質とい…

青年は荒野をめざす

YouTube 私はフォークや歌謡曲が好きなんですが、これは私の結婚式でも流した曲です。 フォーククルセダーズは、まぁなかなかいい曲もあったりしますが、これは断然いいですね。 歌詞を文字通り読めば、まぁなんてことはないのかもしれませんが、こういう「…

煙草を吸うこと

世間の喫煙者への風当たりは年々強くなっているが、そんなに悪いものか。 小谷野敦などが反煙草運動をファシズムと批判しているが、そこまで言わずとも、煙草は良いもんだと言うことぐらい、誰でもわかりそうなもんだ。まぁ、ファシズムですけどね。 私はも…

『表現者クライテリオン』12月発売号について

『表現者クライテリオン』11月号が発売になりました、読者としては、せっかくの西尾先生ご登場、もうちょっと色々なお話を聞きたかったですが、ご高齢でもありますし、贅沢はいいません。 ほかにも色々と論考がありますので、ご購読をお勧めします。 私は毎…

憲法改正の時期

安倍が憲法改正云々言うと、多くの人が「その前にやることがあるだろ」と応じるのをみなさんも耳にしたことが有ると思います。 議員定数削減や景気改善なんかが持ち出されるわけですが、まぁそれを以前公約に掲げた以上、これは致し方ない面もたしかにありま…

神国日本の幻影

これは日本に固有というものかわかりませんが、どうやら日本人は、こういう幻影にどこかで縋っているように思います。 平和を愛する諸国民の公正を信頼するような態度、いや、むしろもっと一般的に、こちらが誠を通せば相手も誠を示すのだと、そういう夢想が…

加憲反対を唱える保守派へ

憲法改正について、加憲反対を言われる方がおります。 勿論、あんなものは戦後の欺瞞というか、まぁ戦後レジームの完成しか意味せず、あの醜い憲法の追認にしかならない、という言い分はわかります。 私もそう思います。 ただ、憲法を変える為のモメンタムと…

規格外野菜同志諸君

私は現在沖縄に住んでおりますが、今日は子供を連れて摩文仁の近くの海岸に行ってきました。 ここは断崖の切れ目にある穴場の浜辺で、いつも人っ子ひとりいないか、いても十人にもならないのが常でした。 それが、最近はどうも筋の悪い輩が多い。今日など、…

NHK特集

本日昼過ぎにNHK特集で、1980年代の中国地方(石見など)で起こっていた廃寺に関する再放送が扱われていました。 内容は正直どうでもいいんですが、幾つか気になることがありました。 一つは、「過去映像」の中の坊さんに比べ、今回の取材映像の中の坊さん(…

『表現者クライテリオン』11月号

来月発売の『表現者クライテリオン』11月号ですが、前々号(前号では特集に寄稿しましたので連載はお休みしました)に続き、連載第二回目が掲載されます。 題は、「志士は大衆社会を生き得るか」となっており、その名の通り、大衆社会(とりわけ日本)にある…

興味もおありじゃないんでしょう

「はないちもんめ」は、私も小さい頃嫌々やったことがある。 これについて、こんなものがあった。 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190915-00000009-pseven-life まあ記事内容についてなんかどうでもいいが、このネットニュースのコメント欄の一…

平和を愛する国民

どれだけの人が真面目に言っているのかわからないが、日本人は平和を愛する国民であり、それが国際的な尊敬を得るのだと言われることがある。 そうはいうものの、平和を憎む国民というのがいったいどこにあるのか。世界に誇る憲法9条などというが、そんな声…

救いようのない日本人

WiLLさんあたりは毎号のように韓国特集を組んで、もはや月刊韓国の有り様ですが、私はどうしてもこういう連日の韓国叩きには与する気がしない。 もちろん、所謂既成メディアに露出している連中の単なる「気取り」のような啓蒙的欺瞞を振りかざすつもりはない…

床屋

私は床屋というものが好きだ。それは恐らく床屋の主人の世間を見る目というのが世人に秀でて地に付いているからであろうと思う。床屋と言うのは例外的に落ち着いて多くの者と話をする社交の場である。酒も入らず、素面で不特定の客たちと世間話をすることに…

れいわ新撰組

参院選からしばらく経ちましたが、あの選挙の勝者というのはよく言われているように、れいわ新撰組(N国でもいいですが)なのでしょう。これを受けて、れいわ新撰組にすり寄る、といっても、「これはこれで案外見るべきものがあるんだ」とか、「ここさえ修正…

『表現者クライテリオン』9月号掲載

告知が遅れましたが、『表現者クライテリオン』誌上にて、前号から『問ひただしたきことども』と題した連載が始まりました。第1回は、『もののふの有り様』となっており、日本における戦う人間を巡る環境や条件を論じました。文章が読み辛いと評判の私の書…

日本に軍隊は存在し得るか

「―日本に軍隊は存在し得るか―」 1. 日本における人間の在処我々現代人はとかく肉体というものが持つ物体としての存在感を忌む傾きが強い。肉体は反知性的である、というのはほとんど彼らの常識なのであって、暴力とは人間界における最も野蛮で恥ずべき行…

『表現者クライテリオン』5月号掲載

こんばんは、磯邉と申します。昨年暮れより『表現者クライテリオン』様の誌上に評論を載せていただいておりますが、今月16日発売の5月号の建白書特集にも当方の国防論が掲載されております。是非ご一読ください。