小幡敏の日記

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『表現者クライテリオン』9月号掲載

告知が遅れましたが、『表現者クライテリオン』誌上にて、前号から『問ひただしたきことども』と題した連載が始まりました。

第1回は、『もののふの有り様』となっており、日本における戦う人間を巡る環境や条件を論じました。文章が読み辛いと評判の私の書いたものとしては、経験談なども多くあり、イメージしやすい内容となっています。是非ご一読ください。

また、既に9月号発売が間近に迫っておりますが、こちらの二次大戦特集に『大衆の戦争としての二次大戦』という寄稿をしております。
この中では、日本において軍隊がいかなる性格を帯び、そこにどの様な運命があり、その破綻としての二次大戦とは何を意味したのかを書きました。

結論からすれば、まるで夢のない、日本滅亡必定とも思えるものですが、とりあえずのところはそうもいっておられぬ、せいぜい無理をしてみよう、というのが本心と言っておきましょう。

先年から引き続き、軍事に関してばかり書いてきましたが、これに言いたいこともようよう尽きてきました。そろそろこの軍事の壊滅的状態を引き起こしている条件や前提の方へと向かって目をひらいていければよいと思います。

今回は連載はお休みで特集参加ですが、次号から再開する連載では、少し広汎な内容に踏みいっていきたいと思います。
どうぞお付き合いください。

ご意見ご感想もお待ちしております。