小幡敏の日記

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活字離れ

活字離れというと、小説や新聞、論文なんかを読まなくなることを指すことが普通ですが、先日どうも奇妙な会話がありました。

 

『うちの子(高校生)は活字がとにかく苦手で、鬼滅の刃も読めないからってアニメからみてたのよ』

 

僕は漫画もアニメも嗜まないですから、鬼滅の刃なんてものは名前くらいしか知りませんが、小説版かなにかもあるのかと思って聞いておりました。

 

だが、どうも話が噛み合わんと思って聞いていると、この『活字』というのは漫画の吹き出し内の活字のことなんですな。これもよう読めんということで、アニメしか無理だということのようです。

 

これが一般にあることかは知りませんが、もし万一そうだとすると、来るところまで来たような気がします。

どんな無学無教養な階層でも読み書きそろばんができるというのがかつて日本を象徴する性格でしたが、なんと、その根底から怪しくなっているとは。

 

くわばらくわばら。