小幡敏の日記

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『背骨のない民族』

来週末発売の表現者クライテリオン別冊号に寄稿しました。

目次をみる限り、どうもなかなか肩身が狭いですが、箸休めにでもご覧下さい。

 

内容については実際に読んでいただきたいところですが、簡単に大意を言えば、

 

コロナコロナというけれど、危機に対する者如何、我ら信なき婚外子、今日も今日とて右顧左眄、ああ反省は今いずこ

 

といったところです。

もはや言うまでもなく、日本人のコロナ狂いは一つの病理ですらありますが、これとて敗戦以来暖め続けた無責任と無反省の結果なのであって、かの敗戦で反省しなかった報いを今着々と受けていることの確認をしたに過ぎません。

 

我々にとって何を重きとするのか、そこに立ち返らぬかぎり、我々は永久にこの子供じみた騒ぎを手を変え品を変え続けていかねばならないでしょう。もしこの苦しみから抜け出さんとするなら、やはり我々は一個の生命、一個の人生から抜け出し、悠久へと近づき、傅かねばならない、そういう私の信条を些か腹立ちながら書いたので、すべったりころんだり、なかなかみっともないところもありますが、ご容赦ください。