早いもので、『表現者クライテリオン』5月号も近日中に発売されます。
今回は連載原稿と合わせて書評も書かせて頂きました。もし宜しければご覧になった上で、紹介させていただいた伊藤先生のご本もお読みいただければと思います。
思えば今からほんの一年前、5月号に特集原稿を載せて頂いてから、一介の自衛官に過ぎなかった私の生活は様変わりしました。
それは、ただひたすら耐えるしかない自衛官であった私が、発言の機会を与えられたのですからある意味では当然かもしれません。
結果として自衛官ではなくなりましたが(これは執筆が直接の原因ではありませんが)、私にはこの生き方しかやはり選べなかったのだと思います。
そして、この生き方を支えてくれた、すなわち、私のような未熟で無名の書き手に紙面を割いてくれた『表現者クライテリオン』には感謝しております。
どれだけの読者の方が私の寄稿を読んで下さったか定かではありませんが、拙い原稿にお付き合い頂いた方には、これも感謝の気持ちでいっぱいです。
また、もしお読み頂けていないのでしたら、1月号の『不義の子として生きて』だけはお目通し頂けると幸いです。私のすべったり転んだりするばかりの経験で恐縮ですが、除隊にあたり自衛隊に思うことを全てぶつけた積もりです。
いかにしても前途は多難ですが、この国を憂う者の端くれとして、今後も力を尽くしていければと思っておりますので、引き続き宜しくお願いいたします。