小幡敏の日記

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異人種との付き合い方

コロナ騒ぎで当初から問題になっている主に白人種によるアジア人差別だが、こんなもの、今更騒ぐものでもなかろう。普段は日本に対してもジェンダー差別がどうとか、報道の自由がどうとか説教垂れてくるかの白人様たちなど、所詮この程度のものであることなど少しばかりの知識と経験があればわかりそうなものだ。

 

それでも日本人の白人崇拝というのはいつの時代もあり、それは中南米の原住民が白人を伝説の神々と取り違えたのとさして変わらない。母国では残念ながら相手にされないような見てくれの外人様がちやほやされているのをみると、やはりどうしても情けなくなる。

 

それはともかく、あいつらはもともと我々とは断絶した異人種なのであるから、やむを得ないお付き合い以外は丁重にお断りした方が断然よろしい。別段ヘイトだなんだという大袈裟な話ではなく、日本人同士だって互いの理解など大変骨が折れること疑いなしなのであるから、進んで潜在的な問題児たちを招き寄せる道理などないのは当然ではないか。

 

我が国の賢明なる売国商人ならびにその支配下にある愚昧政治家連は、まるでかれらとの付き合いがこの国の生きる上での不可避の条件であるかのように信じ切っているが、移民国家でもない、むしろ生来の排他性と臆病、そしてそれに接着された諸文化を有する我が国に、大陸の逞しい野生種を入れることは、さながら在来生物が外来種によって駆逐されていく姿を想起させる。そこに築かれる王国で在来種が名誉ある地位を占めることは決してなく、僅かな外来種への協力者が支配者に取り入って利益を得るだけである。

 

そもそも、とりわけ白人種がいかに残忍な種族であるかは歴史が証明済みだ。大英帝国が世界各地で敷いた植民地政策の想像を絶する残酷さに比べれば、我が日本軍の侵略行為など、悪魔たちの列に連なるにはあまりにも凡庸にすぎる。

 

なぜかしら、近時のアジア人差別については「人間の醜さ」や「人類の課題」のように語られがちであるが、なんのことはない、それを糊塗してきた西洋人たちの化けの皮がはがれただけではないか。こちらはそんなものはなから信じていないし、お願いだから今後そのような偽善を世界中に輸出するのは取りやめていただきたい。世界中の人間が強調し、理解し合って前進するなどというのは、西洋人が他民族を搾取するための都合の良い広告行為に過ぎないのである。

 

今後はぜひともお互い仕切り直し、お互いの領分を守ってフェアにやっていただきたい。平等や公正というのは最終的な保障まで含めて初めて意味があるのである。法外な小作料を徴収する地主に「お前とおれは同じ人間だ、仲よくしよう」などといわれて誰が納得するというのか。いい加減に西洋人の鼻を明かしてやらねばなるまい。