小幡敏の日記

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煙草を吸うこと

世間の喫煙者への風当たりは年々強くなっているが、そんなに悪いものか。

 

小谷野敦などが反煙草運動をファシズムと批判しているが、そこまで言わずとも、煙草は良いもんだと言うことぐらい、誰でもわかりそうなもんだ。まぁ、ファシズムですけどね。

 

私はもともと喘息持ちであるし、煙草の匂いは好きじゃないし、街も汚くなるから好意的なほうでもない。

 

しかしながら、百害あって一利なし、などといわれると、どうも同意しかねる。

 

煙草をすっていりゃわかるが、あれを吸うと頭が冴える。それは、いくら医学的に脳の活性が落ちるといっても無駄だ。なぜなら、かつての文人も科学者も、皆煙草を吸っていたからだ。

 

それに、煙草を吸うもの同士は独特の紐帯が生まれるし、何より本人が満足している時点で利益はある。

 

そもそも、利益なんかで物事を図るからおかしくなる。利益があるかないかと言い始めたら、日常生活はあまりにも無味乾燥なものになる。

 

煙草を吸いましょう。私も喘息と戦いながらなんとか吸っていきますから。