小幡敏の日記

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おもてなしってなんだったんだ

五輪招致の時に、おもてなしなどとわけのわからんフレーズを持ち出して大騒ぎしていたが、あの時特段の疑問を抱かず一緒になって手をたたいていた連中は、今何を思うのか。

 

海外からくる選手にとっては、日本が五輪を開催するといい、だからこそ日本に来ているに過ぎない。

 

それを厄介者扱いし、非常事態だということを盾にGPSをつけるだの監督者をつけるだの、ガキの使いじゃあるまいし、一体どういう了見なのか。

 

これがおもてなしだというなら、そんなところに来たがる客などあるまい。おもてなし精神溢れる日本人諸君は、自分の客が臭かったら鼻をつまみ、病気持ちだったら戸を閉めるのだろう。おもてなしが聞いて呆れる。

 

全てが軽薄だ。

 

何も考えずにおもてなしなどと言って浮かれていた連中は、今こそしっかりおもてなししろ。状況が変わったなどということは言い訳にならない。

 

用事ができたからといって客を待たせちゃならんだろう、子供が熱を出したといって遠方よりきた客を追い返しちゃならんだろう。

 

客である以上、せいぜいもてなせ。それができないなら、おもてなしがどうのと馬鹿げたことは二度と口にしないことだ。