小幡敏の日記

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えらいぞ、わが娘

私はこれでも嘘と隠し事だけはしないと意地をはって生きてきて、それ故に色々と割も食ってきたように思いますが、それでもなお、やはり自分の子供にはうそをついて要領よく生きるくらいなら躓き、傷つきながらも正直に生きてほしいとも思うわけです。

だから娘には、嘘だけはつくな、隠し事はするなとことあるごとに諭してきました。

 

それで先ほど、家内の母親がこの3歳の娘を風呂にいれていたところ、彼女がうっかり風呂場でおしっこをしてしまったそうです。慌てて泣いてしまった娘に、ばあさんは『みんなには内緒にしておこうね』と言ったそうですが、この娘、

 

『内緒はよくない、ダメ、いわなきゃ』と泣きながら言い、他の家人に白状して回りました。

 

これには皆感心しましたが、私も彼女に今後訪れる本来なら避けられる苦労を心配するとともに、やはり自らの生き方が子に伝わっていることに対して非常に感動したところです。

 

手前味噌な話ではありますが、やはり教育というのはこういう些細な生活の柄として存在するものではないか。何がよくてなにが悪いか、それが教えられない教育は、教育の名には値しないようにおもいます。