小幡敏の日記

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票読みなんてやめておけ

河野が優勢だの岸田が優勢だの、そんなことを知らせていったい何になる。

 

票読みなど各陣営や選挙後を気にかける各議員が気にすることであって、我々国民にとっても、あるいは党員にとってもそれを知ったところで何の益もない。

 

いや、益がないどころか、もしその予想によって印象操作が行われるなら、その結果として投票行動に歪みが生ずるなら、そんなことは害でしかない。

 

少なくとも現時点における票の割れ方など、候補者がもっている資質や政策内容となんのかかわりもないのだから、そんなものは知るだけ無駄である。

 

それでも、マスコミは政策の方でまともな解説も評価も出来ないもので、加えて視聴者の方も「あの人はなんか変えてくれそう」くらいの了見の持ち主だから、お互いなんとなく利害が一致してくだらない票読みにお付き合いしている。

 

バカもここまでくるとお手上げですかね。

 

そういえば、高市が保守だ右よりだと言われておるようですが、その理由はといえば、自衛隊国防軍として憲法に明記するとか、靖国参拝するとか、夫婦別姓に反対だとか、そんなことばかりのようですが、こんなものは保守でも右でもなんでもない。前二者については世界のほぼ全ての国で右も左も問わず普通になされていることであり、最後のひとつとて、憲法夫婦別姓が前提である以上、少なくとも現在においては常識的な見解を述べたにすぎない。

 

僕は河野の汚い顔を毎日みたくないから河野以外にしてくれというくらいしか自民党の総裁についての希望はないが、いやはや、この国にはこんなやつらしか総理のなり手がいないのは情けない。

 

岸田とて、開成から二浪で早稲田とは、これは大変な落ちこぼれです。

 

言っておきますが、僕は学歴主義者ですから、こういうものはしっかりと判断基準に含めたい。

 

そういうと世間の大半を敵に回すでしょうが、やむを得ません。彼がやろうとしているのは一企業の社長や一地方の首長ではないのです。総理大臣ともなれば、あらゆる面で人に秀でた者であるべきだ。開成から二浪で早稲田はいただけない。

 

これでも納得してもらえないだろうから、ひとつ付け加えると、僕の学歴主義に言わせれば、前にも言いましたが、小学校しか出ていなくたって総理大臣になっても構わないのです。必ず東大くらいでておけと言っているわけではない。

 

あくまでも、「開成から二浪で早稲田」があかんといっておるのです。

 

苦労人だとか挫折を経験しているとか、そんな浪花節はこの際あてはまりません。

 

勉強ができない、受験に失敗した、などという些細なことで共感を呼ぶとしたら、馬鹿馬鹿しい限りです。

開成から二浪で早稲田ほどみっともないことはないし、それは世間でいうところの勉強ができないということとは全然性質が異なります。

 

随分下らないことにこだわってしまいましたが、いくらこの国に有為な人材が枯渇しているとはいえ、総理大臣の一人くらいは優れた人を据えたいものです。

 

今回は無理かもしれませんが、いつか実現するためにも、少なくとも現在の自民党支配は破壊しなければなりません。自民党にはもはや期待するものはなにもない。

 

老人だらけの国にしたという一点をもっても、自民党は万死に値します。

 

世間の人は近隣の独裁政権を嗤いますが、自民党支配は目に入らないらしい。

 

これほど長きにわたり、失策続きの政党が僅かな下野期間を除いて政権に居座り続けることを独裁と呼ばなければ、いったい、僕はこれに他の名前を与えることは出来ません。