小幡敏の日記

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自衛官万歳

昨日、自衛隊の再就職援護を訴える出展を訪ねました。

通信科の准尉、賞詞が6段もある准尉が僕らのような鼻垂れ国民に、腰を低くして自衛官の雇用を訴えていました。

 

僕は元自衛官であるとは言いませんでしたが、やはり彼らに同情した。四十年に渡り、世間の連中の思いもよらぬような苦労を重ねた彼ら、六十を前にして、なんの栄誉もなく、なんの敬意も払われず浮世に放り出される彼ら。

 

僕は辞めた身ではあるものの、何があってもかれらとともにありたいと思った。

今すぐにでも自衛隊に戻りたいくらいでした。彼らは日本の宝です。あんなに朴訥な人間は今の日本にはほとんど得られません。

 

誰にも認められぬ、それどころかなかばからかわれる仕事に生涯をささげ、なんの不満も見せることなく退場してゆく、あれほど見上げた日本人はとてもみつけられません。

 

ああいう自衛官がいる限り、僕はどうにも、自衛隊の方を向いてしまうんですな。