小幡敏の日記

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慰霊祭

現政府の肩は持ちたくないが、震災の慰霊祭はこれをもって終了させても致し方有るまい。

 

公の慰霊祭、それも国家が行う行事は、単に慰霊が目的ではないからだ。

 

公私の区別ができず、公の論理も統治も放棄した日本人らしい反応ではあるが、それでは、死者数が少ない災害はどうなるのか。その差異は現代人の忌み嫌う命の量的解釈ではないのか。

 

いやむしろ、自衛官だって殉職しているが、国家として、国民に認知された慰霊が行われたことなど一度もない。(私は今後こういう言い方を慎まない)

 

乱雑にはなったが、慰霊祭など今の日本人にはもったいない、というより、扱いうる代物ではないから全て止めてしまえというのが私の所感である。