小幡敏の日記

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サンデーモーニングの青木何某

僕はほとんどテレビは見ませんが、サンデーモーニングはファンなので結構見ます。

 

毎回出席者が左翼の断末魔よろしく無能、無責任をさらけ出している姿を見て溜飲を下げているわけですが、本日も青木氏が、安全保障のために罰則付の法整備なんかするんではなく、多角的多面的で柔軟な対応を、なんてぬかしておりました。

 

内容が全くないもんですから、多角的多面的で柔軟というのっぺらぼうの解説を繰り返していましたが、まずはあののっぺり顔を多角的多面的にしてもらいたいですな。だいたいが、民間会社の経営会議ででも同じことを言ってみなさいな。次年度は多角的多面的で柔軟な経営を目指そうなんて言おうものならそんなやつはクビですよ。なんの訳にもたたんことをジャーナリストや評論家だから言えるというのはおかしい。この手合いがいるから評論家が馬鹿にされるんだ。現に馬鹿を晒しているんだから擁護のしようもない。

 

勿論、僕なんかもこういうコメントの難しさは理解します。あらゆるものに具体的で的確なコメントをするのは非常に難しい。それは頭の働きが追いつかない場合もありますが、単にそこまでの知識や関心がないジャンルだったり、或いは会話や議論のテンポが噛み合わず、用意していた回答の方向性が不意に変えられたりする場合も多々あるからです。

 

しかし、継続的にこの男の発言を聞いていれば分かることですが、彼はこれまでも常に、いつだって、この手のその場しのぎに過ぎない発言、それも、反権力反国家反軍事的なる雰囲気さえあればいいといった発言を繰り返してきたに過ぎないのだから救いようがない。

 

そんな彼が、ウクライナ問題の地域外への波及をさして、グローバル化がこういうことを招いているんでしょうけど‥とは、いったいどの口が言うのでしょうか。あなたがたグローバル化大好き人間達がせっせと進めてきた弊害が露顕し、おい、どうにかせいとなれば、『多面的多角的、柔軟に‥』とは、これ如何。

 

考えなしに綺麗事をならべてきたから、そんなことしか言えなくなるんですよ。

 

多面的の一面でも、多角的の一角でもよいから御説を披露してはくれませんかね。