私の本の内容、私の物言い、それら全ては日本人の誇りを挫き、その反省を求めるものです。
それが現に日本人であるものをして、自信を喪わせ、陰鬱にすることもあるでしょう。
しかしながら、何度も言うがこれだけは強調したい。私は世界で一等日本及び日本人を憎むが、世界で唯一日本及び日本人を心より愛する。
私はこの国とこの国に生きる人々を、小さくとも、醜くとも、堂々と歩けるものにしたい。
その道を共に歩いてくれるのであれば、皆仲間じゃないか。
落伍することなく、支え合って歩いてほしい。もはや我々に失うものなど遺されていないのだから、共に恢復の道を往こう。