小幡敏の日記

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ウクライナ、覚えてますか

僕は忘れるほど気付いてもないですが、今朝テレビがついていて、在日ウクライナ人がウクライナのことを忘れないでと言っておりました。

 

いや、お気の毒だが、それはお門違いというか、たのむべき相手を間違ってはいないか。

 

相手は世界一の健忘(白痴?)民族たる日本人様ですから、忘れるなというのはあんまり酷ではありませんか。

 

現に、僕の周りでウクライナのことを話す者は皆無です。政治の話をしたがらないからだとかなんとか、そういうこともなくはないが、話してみたって、もう興味は完全に失せている。コロナ騒ぎだって、勃発初期から断言した通り、最後は『飽きた』としかいえない不真面目さで人心から消えつつある。

 

そらそうでしょう、はなから半ば以上演技にすぎなかったのだし、ただ空気に飲まれていたにすぎないのだから、幕引きだって幕開け同様に茶番めくに決まっております。

 

いや、ウクライナへの同情はみるに堪えない軽薄さで、『お前らどうせすぐ飽きるんだろ』と思いましたが、そんなことを言おうものなら人の数にも入れてもらえなかった。あの熱烈なる日本人たちは、いったいどんな顔をして今ウクライナを眺めるのか。

 

僕が日本人を信用しないのはこういうところですよ。まずはデフレ脱却という人もありますが、僕にはこういう、自分の信念というものを持ちえない骨無し民族が豊かになったらその操を保ちうるとは到底思えない。いわんや、憲法改正をや。

 

だからだめかもしれんが徹底的に落ちきって、その身を保つためには反省が不可欠であるというところまで、条件を悪くして初めて、立ち直る可能性が生じるのではないかと、そう思うわけです。

 

そらそうしたところでなんの保証もないけれど、上がってだめなのはもう検証済みじゃありませんか。現に富裕な日本人ほど醜い人間はおりません。人間富むと堕落するものかもしりませんが、日本人の場合はそれに際限がない。ガキが万札握らされたのと大差がなくなってしまう。そんな幼稚な人間に余裕を与えて、どうにかなるものでしょうか。

 

僕は同じ死ぬにしても、痩せた状態で滅びたい。痩せたソクラテスとはいわんが、太った豚よりは痩せた豚の方がましだ。食われんですむかもしれんぞ。まぁこれでは大河原総長とおんなじ結末になっちまうわけですが。