小幡敏の日記

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表現者クライテリオン1月号

表現者クライテリオン1月号がまもなく書店に並びます。

 

今回は私も特集に参加させていただきました。安倍外交の総括ということで、安全保障に関して書いております。

 

もっとも、安倍晋三という政治家には凡そ安全保障政策と呼べるだけのものはなく、その為すことは全て戦後日本の歪んだ軍事政策の踏襲と完成ですので、私としては個々の政策吟味ではなく、日本全体を覆うこの不健全な軍事観(安倍晋三に発露しているような)を問うことを目的としました。

 

よって、およそ得られる知識というものは乏しい内容となっていますが、日本の病理の先端をいく軍事組織としての自衛隊、これの有り様というものをご理解頂けることを願っております。

 

この組織をどうするのか、それが日本及び日本人の将来への決意のほどを示すことと思います。今のままでよい、というのであれば、それもよいでしょう。臆病者らしく奴隷になればいい。

 

しかしながら、私はそんな生き方にはくみさない。日本人がそんな体たらくであるならば私は日本の、日本人の歴史とともに滅びることを選びます。

 

なぜなら、私にとってそれは、死よりもはるかに過酷で、はるかに穢らわしい敗北ですから。