小幡敏の日記

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大坂なおみ

ちょっとどうでもいいことですが、

私の母なんかはテニスが好きで、ちょっと前まで錦織なんとか、今はこの女を応援している。

 

ま、それをよせとまではいわないが、世間には彼女を日本人じゃないといったり、それを酷いだなんだと攻撃したりするものがあるらしい。

 

日本人じゃないというのはかなり雑な言い方だが、言いたいことはわかる。

 

だが、私はそれ以前に日本人だといって応援したがる気持ちがわからん。

 

そらかつて欧米人による黄色人差別の激しかった時代に、我々の内からたとえ身体的にでもこれに対抗するものが出ることを誇らしく思うのはわかる。

 

が、いまやそんなことは少なくとも激烈な感情を喚起するほどには存在しない。そして、選手本人も日本や日本人の名誉のためにやっているとはとても思えない。

 

もっと簡単にいって、アスリートファーストなどという馬鹿げた言葉が罷り通る時点で、ならばアスリート様でかってにやってくれとしか思わん。

 

そうそう、大坂なおみの話だった。

そういう意味で私は、彼女を日本人として応援する気など湧きようがない。だいたいが、あの身体的優越は明らかに我々普通の日本人とは異なる。行きずりの居候が後にビッグになったからといってそれを誇りにするほど落ちぶれたくない。

 

そして、そんなことはおいといて、すなわち、日本人だからとかうるさいことを言わずに応援するならわかる。

で、私はあんな小生意気で情緒不安定な、そして容姿も決して優れているとはいえない(スポーツ選手だろうがなんだろうが、容姿はそら応援する理由になる)選手を応援する気にはなれない。

 

結論、こんなことは大した問題ではないから、応援したけりゃすればいい。だからそれに日本人かどうかなどということは持ち出してくれるな。

 

あちらさんだって不快なはずよ。私もまあ不快ですがね。