小幡敏の日記

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旧軍の精神主義を嗤うな

端的に言おう。

 

旧軍の精神主義を笑う者は、まずはてめえの面をよく見てからいうことだ。

 

精神力で米軍の巨大な戦力に立ち向かうということと、平和憲法と空念仏で中華帝国や金一族と共存をはかるというのはいったいその現実性においてどれだけの差があるというのか。

 

むしろその命をかけて、銃をとっただけ、まだ旧軍の方がみるべきところがある。現代日本人など、精神主義というよりは単なる現実逃避であって、その共通項は所謂合理的な判断に価値を置かないということだけだ。そして、前者が合理的判断を自ら劣位に追いやっているのに対し、後者がそれに無自覚であるという点で、やはり現代日本人の方が輪をかけて愚かである。

 

ちっとは考えてみることだ。てめえと昔日の日本人のどちらが優秀であるか。断言するがあらゆる能力において圧倒的に我々は劣っている。その劣った私達が、軽々に先人を嗤わぬことだ。少なくとも我々があの時代に生きたら、彼らよりうまくやれたなどという傲慢さがないのであれば。