小幡敏の日記

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表現者クライテリオン1月号

表現者クライテリオンも、創刊から丸六年とのことで、宗教特集が初めてというのがむしろ意外な感じがしますが、この特集に久し振りに寄稿したのでお知らせします。

 

宗教は語れば語るだけ当の御本尊が逃げていくようなところがあるので、これを書くにはだいぶ苦心したのですが、付かず離れず、遠巻きに宗教に言及することで、なんとか宗教を殺さぬよう努めたつもりです。(とはいえ、やはり一定程度害してしまいましたが)

 

あと、中田考氏のインタビューがところどころ面白く、やはり宗教を知らない日本人が思いつきで宗教批判なんてしてはならないと、改めて思います。

(そういえば柳田國男が、神仏を信じぬ者に宗教を説くことほどあほらしいことはない、というようなことを言っておりました)

 

いずれにせよ、日本人が駄目になったことの一端には、宗教性の喪失が確かにありますから、本特集は意義深いものがあると思います。

 

私の寄稿はともかく、是非お読み下さい。