小幡敏の日記

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金に汚いやつは嫌いだね

最近社会の様子をみていても、身近な人の言動からしても、年をとると銭金にうるさくなってかなわんです。

 

彼らとしちゃ、「俺たちの世代は食うや食わずだったから金の大切さがおまえ等と違うんじゃ!」とでも言いたいのかもしれませんが、そういう彼らは結構これで楽しく生きてきたもので、現に私のすぐ近くに生きる大正生まれの爺さんも、昔は貧乏だったが今より社会にゆとりがあって、国も信用できたから案外楽しく生きられた、と常々言っております。

 

とはいえ、別段私はあの世代がどうとかこの世代がああだとか言いたい訳でもありません。

 

単純に、年寄り一般が金にうるさいから嫌だと、ただそれだけのことです。

 

七十過ぎた老人が投資話などに引っかかって老後の資金を失ったなどときくと、いよいよ滑稽ですが、七十八十になっても金に目のくらむ老人というのはよく見かけます。

 

私は老人は敬いたい方ですが、正直言って今ご存命の方は、別段世代としてさほど苦労したとも思えない。戦争で本当に苦しい思いをした人はみんなあの世へいってしまったわけですから。

 

だから私は言いたいのですが、もうこういう老人がどうとか若者がどうとかいう話はいい加減やめにして、みんな半端な日本人だから、まともな国と国民になるために協力してやっていこうと、そういう気持ちになってはもらえないものでしょうか。

 

愚かであるということにかけて、老人も若者もないのですから。