白痴か似非保守か - 小幡敏の日記

あの長官発言を天皇自身の懸念だととらないのは白痴としか思えないし、それを都合よく読み替えるのは不遜な似非天皇支持者としか言いようがない。

いずれにしたって、安倍晋三という男には大した価値はない。

僕は天皇親政大いに結構、大歓迎だから、陛下にはいくらでもご自身のお考えを開陳していただきたい。オリンピックなどという些事はさておき、「朕は日本国憲法に拘束などされぬ」と仰るのであれば、喜んでそのお供、露払いにでもなんでもなりたいものよ。

今回のことでわかったろうが、民主主義が民衆から選び出した選良諸氏なんかより、恐らく「朕はたらふくくっているぞ」と下らぬ野次をとばされた天皇の方がよほど国民諸君の意を汲んでくれるはずだ。

いっちゃあなんだが菅や二階のような痴呆老人には権力を与えて宜しいといい、国民にとって無害としか思えない天皇の「政治的発言」に脅えるというのはいったいどういう了見なのか。

独裁者を甘くみるなという化石頭に言いたいが、それは権力は必ず腐敗するという事実から目を背け、民主主義に肩入れしているのだといわれて反論出来るのか。

彼らはすぐに、民主主義は最悪よりもましなのだと馬鹿の一つ覚えで繰り返すが、本当にそうかね。

そらスターリンや毛沢東は勘弁してほしいが、カストロやムッソリーニくらいなら小泉や安倍よりましだし、アショカ王だって、乾隆帝だって、文句のつけようのない独裁者はいくらだっていたんだから。

歴史上の全ての為政者を順位付けたとき、国民の歓呼を受けて登板した菅総理大臣閣下はいったいどこいらにいると思うか。

下から数えた方が早いに決まっている。いや、下を見たって、七三分けのちょび髭オヤジくらいしか見つからないはずなんだ。

そいつだって菅に比べりゃよほど才人ですがね。