小幡敏の日記

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青木理という人

青木理という人がいます。

もう顔からして日本の駄目なタイプの左翼面をしていますが、この人がhanadaか何かで糞味噌に叩かれているのを偶々見かけました。

hanadaだからといって別に身構える必要もなく、まぁこの青木さんというのは札付きの悪なわけです。

 

悪というと誉めたようなのでいかんのですが、とにかく、この人は全て回答が決まっておるのでどんな話題でも最終的には自分勝手な理屈で政権批判というか、権力批判につなげてしまう。もうこれは完全に病気なので、不細工な女が美人のやることなすことケチをつけるような意地汚さの奴隷といってよい。

 

今日のサンデーモーニング(この番組は左翼大喜利というか、皮肉ではなく完全なギャグ番組なので毎週欠かさず見ております)でも、風を読むだか風邪をひくだかなんとかいうコーナーで「コロナのような混乱に乗じて都合のいいことをする政治家がいる」といったVTRが流れた後のコメントでくだんの理ちゃんは、今回のコロナに関しても緊急事態条項なんかをねじ込もうとすることを危惧していると言っておりました。そして、付け加えるように、私権制限を含む緊急事態宣言を野党やメディアの方から求める節まであることには大変危惧しているとまで述べる。

 

まぁ書いてしまえばこんなことですが、それを全体としてあたかも政権の横暴であるかのように語る所謂「青木節」については、hanadaでも散々暴かれているのでおいておきましょう。

 

それよりもわかりやすく破綻しているのは、東独出身で自由を獲得してきたメルケルが、この大事な自由の制限は最小限の形でなければならないと述べたことを、なぜか緊急事態条項を危惧する材料に用いていることです。

 

もう、本当にちょっと、どうかしているんじゃないでしょうか。緊急事態条項=私権制限を伴う悪、それしか見えないのはわかりますが、「勝ち取った自由」を断腸の思いでも制限するメルケルの言は、むしろそうまでしなければならないという緊急事態条項の必要性を証明しているではありませんか。

 

なぜそれが今一度自由や権利の大事さに思いをいたし、緊急事態条項などにうかつに近付いてはいけないのだという理由になるのか。むしろ、そのような覚悟をしてまでも必要である緊急事態条項が存在しないことを危惧しなければならないのは、いかに青木氏がギャグ下手といえどわかるでしょう。

 

これじゃあ大喜利としたってお粗末です。関口宏のとなりにいるシュウセイさんだかショウスイさんだか忘れましたが、あの爺さんのように、もっと洗練された大喜利が出来ないと面白くありません。言ってみれば馬鹿を言うにも作法がいるので、これではちっとも面白くない。

 

ちょっとここらで気合いを入れ直して大喜利をしてもらいたいので、ついつい下らない小言をいってしまいました。おさむちゃん、来週はもっと頑張ってお得意の左翼シナプス全開で頼みますよ。